パッチワークの新版(冬の贈り物)と通常版の違いって何?
そんな疑問を解決できます。
ボードゲームの傑作の一つである「パッチワーク」には、通常版とクリスマス仕様の2種類があります。
クリスマス仕様(正確には「パッチワーク:冬の贈り物(Patchwork:Winter Edition)」)は2020年12月15日にホビージャパンから販売開始されました。
ゲームルールは通常版と同じですが、クリスマス仕様の方がタイルなどが色鮮やかです。
パッチワークのルール紹介
3歳児と遊んだ感想
パッチワークのルール概要
まずはパッチワークって何?
という方がイメージ沸くように、パッチワークの概要をご紹介していきます。
パッチワークは、様々な色や形の布きれタイルをつなぎ合わせて1枚の大きな布を作るという2人専用のボードゲームです。
手持ちのお金で買える布きれタイルを選び、9×9マスの自分のボードに隙間がないように配置していきます。
終了時点でボードの隙間の少ない方が勝ち!
…といったゲームです。
お金を入手するために複雑な形のタイルを積極的に配置する必要があったり、
相手の欲しそうなタイルを先に取って妨害したり…
といったように、大人でもやりこみ要素満載なボドゲですよ。
パッチワークの通常版とクリスマス仕様の違い
- プレイ人数
2人専用 - プレイ時間
20~30分 - 対象年齢
8歳~ - 参考価格
3000円
上述しましたが、パッチワークには、通常版とクリスマス仕様の2種類があります。
それぞれの違いは以下の通り。
- ゲームルール
同じ(詳細は後述) - デザイナー
ウヴェ・ローゼンベルク(同じ) - 見た目
クリスマス仕様の方が華やか - 駒
クリスマス仕様はクリスマスツリー型
ゲームデザイナーのウヴェ・ローゼンベルクはワーカープレイスメントの金字塔で有名なアグリコラの作者でもあります。
ゲームルールも通常版と同じため、見た目の好みで選べばOKです!
嫁はタイルやボードが色鮮やかなクリスマス仕様の方を推してました。
今日もパッチワーク
1ゲーム30分くらいで終わるから手軽で良いわ#ボードゲーム pic.twitter.com/WR7Rt4iaj3— どーじ (@douji) January 30, 2021
クリスマス仕様はタイル自体も華やかな他、使用する駒も「もみの木」や「金・銀マーカー」になっていてクリスマス感を演出しています。
クリスマス仕様はクッキー型がついてくる
突然ですが私の趣味はお菓子作り。
クリスマス仕様はなぜかクッキー型がついきます。
クッキー型はタイルと似た凸柄。
実際のタイルよりも型の方が大きいです。
凸の一部を別の辺につなげればパッチワークに出てくるいろいろなタイルを再現できます。
写真はクリスマス仕様を買った当日に子供とノリノリで作ったクッキー。
通常版
クリスマス仕様
パッチワークのルール詳細
以下ではパッチワーク:冬の贈り物を使ったルールの詳細を説明をしますが、ルールや遊び方は通常版も同じです。
パッチワークの内容物
時間ボード1枚 / キルトボード2枚 / ポーンコマ1個 / 時間マーカー2個 / スペシャルパッチ5枚 / 特別タイル1枚 / パッチタイル33枚 / ボタンチップ50枚
タイルを枠抜きしていきます。
パッチワークの事前準備
ゲーム前の準備について。
金・銀のキルトボードをそれぞれ自分の前に置きます。
また、5ボタンを受け取ります。
先攻後攻関係なく5ボタンです。
時間ボードを中央におき、スタート地点に金・銀の時間マーカーを置きます。
宝箱の模様の「スペシャルパッチ」5枚を時間ボードの所定のマスに配置します。
スペシャルパッチは青いプレゼント柄のチップです。
最後に、クリスマスツリー形のポーンコマを2マス分のタイル(2ボタン1時間)の隣に置きます。
パッチワークの流れ
勝利条件について
勝利条件は二人とも終了した時点で点数の高い方の勝ち!
具体的な得点計算は以下の通り。
ボタン(お金)の数×1
の合計です。
例えば最終時点でタイルの埋まっていないマスが3マス、手持ちのボタンが20ボタンの場合、
3×-2+20=14点
になります。
このように計算して、得点の多い方が勝ちになります。
自分の手番でできること
自分の手番では、以下の2つのうちどちらかを実行します。
②時間マーカーを相手の1マス先に進める
①タイルを購入してボードに配置
クリスマスツリー(ポーンコマ)から3つ分までのタイルの中から好きなタイルを1つ選ぶことができます。
例えば上の例の場合、
クリスマスツリー(ポーンコマ)から3つ分までなので、
紫、オレンジ、白の3つのタイルの中から一つ選ぶことができます。
タイルの値段はタイルのボタンマークの横に記載されています。
上の写真の場合、
左側の紫のタイルは1ボタン
中央のオレンジのタイルは2ボタン
右側の白いタイルは8ボタン
を払えば購入することができます。
購入したら、タイルに配置していきます。
ここが悩むポイント!
なるべく隙間がないように配置しましょう!
タイルを取った後は、購入したタイルがあった位置にポーンコマを移動します。
最後に、自分の時間マーカー(金・銀のいずれか)を進めます。
時間マーカーを進むマス数は、購入したタイルに記載の砂時計の数字分進めます。
先ほどのの写真の場合、
左側の紫のタイルは3マス
中央のオレンジタイルは1マス
右側の白いタイルは6マス
進めることになります。
これで「①タイルを購入してボードに配置」は終了。
次ターンでは移動したポーンコマから3つ分まで選ぶことができます。
②時間マーカーを相手の1マス先に進める
手持ちのボタン(お金)がない場合、タイルを購入できません。
そのときは時間マーカーを進めれば進んだマス分だけボタンを入手できます。
動かすときは必ず自分の時間マーカーを「相手マーカーの1マス先」まで進めます。
自分の手番がくるタイミング
パッチワークは、交互に手番が来るわけではありません。
時間ボードにおいて、時間マーカーが後ろにいる方が手番になります。
場合によっては2~3回連続で自分のターンになることもあります。
写真の場合、金のマーカーが銀より後ろにいるので、金のマーカーのプレイヤーの手番になります。
この後仮に1マス進んだとしてもまだ銀より後ろにいるので、続けて金のマーカーのプレイヤーの番になります。
お金がほしくて「②時間マーカーを相手の1マス先に進める」をした場合、
相手より先頭に時間マーカーがくることになるので手番は強制終了となります。
時間ボード特別マスについて
時間ボードには2種類の特別なマスがあります。
一つは「スペシャルパッチ」。
タイルを配置するとき、どうしても隙間ができることがあります。
2マス以上であれば場のタイルから取得できますが、場に1マスタイルはありません。
1マス埋めたいときに必須となるのがスペシャルパッチマス。
時間ボードのスペシャルパッチマスを相手より先に通過(or止まる)と、1マス分のスペシャルパッチタイルをもらえます。
スペシャルパッチタイルはもらったタイミングでキルトボードに配置します。
スペシャルパッチタイルは時間ボード上に5か所にあり、それぞれ早い者勝ちです。
ボタンの決算
タイルにはボタンの絵柄が0~3つあります。
時間ボード上に記載されているボタンの絵柄をマーカーが通過したとき、キルトボードに配置したタイルに記載のボタンの数だけボタンを取得することができます。(全部で9か所)
上の場合、ボード上にボタンマークが5個あるので、時間ボードのボタンの絵柄を通過する度に5ボタンを貰えます。
全部9か所あるので、塵も積もれば山となるです。
ゲーム序盤は積極的に「ボタンマーク付きのタイル」を狙うのがセオリー。
ボタンが多いほど恩恵を得られます。
その他の得点源
基本的には
ボタンを多く取得する ボードの空白を少なくする
ことで得点が増えていきます。
その他の得点源として先にキルトボードの7×7マスを埋めたら追加ボーナスがあります。
先に7×7マスをぎっしり埋めるとボーナスタイルをもらえます。
このボーナスタイルは、ゲーム終了時に7点が加算されます。
ゲーム終了のタイミング
時間マーカーをお互いに移動させ、両者の時間マーカーがゴールマスに入ったらゲーム終了になります。
ボードの空白×-2
手持ちのボタンの数×1
を計算します。
得点の高かった方が勝ち!
パッチワークを3歳児と遊んだ感想
パッチワークは上でご紹介したように、お金(ボタン)を使ってタイルを購入します。
パッチワークは3歳でも理解できるシンプルなルールながら、戦略性の高いゲームになっています。
また知育として使う場合、お金の計算もできるようになります。
詳細は下記の記事で書きましたが、お金の計算ができたときは凄すぎて鳥肌が立ちました。
大人同士で勝負をした場合、
しかも値段が高い!
など、タイル一つとっても悩ましさ全開です。
まとめ
パッチワークについてご紹介しました。
私も嫁もクリスマス仕様の方が好み。
これからパッチワークの購入を検討する方は、クリスマス仕様の方が断然おススメです。
かなりおススメです!