本記事では、「カプラ」と「からからつみき」を両方体験した上で徹底比較しています。
どーもどーも、嫁です。
私は子育てしている中で出会った「木のおもちゃ」達を偏愛しています。
木のおもちゃ。
有名どころで「カプラ」がありますよね。
カプラを初めて見たとき、私の胸は高鳴りました。
でも、お値段を見てみたら思った以上に高額でした。
私の高鳴った胸は、あっという間に平常の心拍数に戻りました。
で。
「もっと手軽に手に入る類似品がないのかなぁ~」と思って調べてみました。
そしたら、日本で作られている「からから積み木」というカプラの類似品のようなものがあったんですよ。
ちなみに私、過去に1度、安さに目がくらんで中国産の類似品を買って失敗した経験があります。
なので、安かろう悪かろうはもう凝りごりです。
そう、私にも、たまには「懲りる」ということもあるのです…。
こりているのに改善されてなくない?!
でもアーチレインボーの類似品とは違い、日本産ならなんだか安心な気がしません?
からから積み木には、一切の防腐剤や塗料が使われていないんですよ。
子どもの口にいれても安心!!
からから積み木とカプラを見比べてみても、違いはよくわからないくらいですし、カプラに作れるものはおそらくからから積み木でも作れるんじゃないか…。
からから積み木とカプラは同じようなものだと信じ、私はカプラではなくからから積み木を購入することにしました。
ところがどっこい、紆余曲折あって結局カプラも購入。
※カプラを買った理由は後述します。
気がづくと、からから積み木とカプラ両方の所有者になっていました。
そこでせっかくなので、両方使ってみた感じを比較してみます。
「からからつみきやカプラが気になるけど、どっちを買うか悩むな~」
そんなあなたのご参考にどうぞ!
からからつみきとカプラの違いを比較
まずは「からから積み木」と「カプラ」で、どんな違いがあるのかを比較します。
価格を比較
まずは、価格の違いから。
どっちを買うか悩んでいた当時の私が、からから積み木を買う決め手になった項目です。
からから積み木とカプラの価格差はこうなります。
- からから積み木は大きさが3種類あるので、カプラと1番近い大きさのピース(からからつみき108)と比較
- 全て税込価格
- ピース数は小数点を四捨五入して計算
まずはカプラの値段から。
商品名 | ピース数 | 料金(税込) | 1ピースあたり |
KAPLA®100 | 100 | 6,050円 | 61円 |
KAPLA®200 | 200 | 9,790円 | 49円 |
KAPLA®280 | 280 | 17,050円 | 61円 |
KAPLA®1000 | 1000 | 53,900円 | 54円 |
続いてからから積み木。
商品名 | ピース数 | 料金(税込) | 1ピースあたり |
からからつみき108 | 60 | 1,925円 | 32円 |
からからつみき108 | 120 | 3,410円 | 28円 |
からからつみき108 | 240 | 6,050円 | 25円 |
からからつみき108 | 480 | 11,550円 | 24円 |
結果。
カプラの最安値が49円(200ピース時)だったのに、からから積み木はなんと24円(480ピース時)でした。
からから積み木はカプラの半額以下で買える計算になります。
大きさを比較
続いて、からから積み木とカプラの大きさを比較します。
カプラは縦横厚さが、12.0㎝×2.4㎝×0.8㎝という1種類のみ。
からから積み木は縦幅が異なる大中小の3種類あります。
それぞれのサイズをまとめました。
カプラ | 12.0㎝×2.4㎝×0.8㎝ |
---|---|
からからつみき108 | 10.8㎝×2.7㎝×0.9㎝ |
からからつみき54 | 5.4㎝×2.7㎝×0.9㎝ |
からからつみき27 | 2.7㎝×2.7㎝×0.9㎝ |
表をみると分かる通り、カプラとからから積み木は大きさが違います。
つまり互換性がないんです。
安いからから積み木でピース数をかさ増ししつつ、カプラも入れて遊ぶ。
残念ながら、そんな遊び方はできません。
触り心地を比較
からから積み木とカプラの触り心地。
こういう違いがあります。
「「違いなし!」」
目をつぶった状態でシャッフルしたものを渡しあって、スリスリしてみました。
でも、2人とも当てられません。
どちらもすべすべです。
重さを比較
最後にピースの重さを、キッチンスケールで計ってみました。
カプラ | 13g |
---|---|
からからつみき108 | 8g |
カプラの方が5g重いという結果となりました。
からから積み木を選んだ理由
冒頭でも書きましたが、私は最初、からから積み木を購入するか、カプラを購入するかめっちゃ悩んだんですよ。
からから積み木とカプラって、大きさが少し違うけど、長方形を駆使して遊ぶという点では同じかなぁ、と。
からから積み木やカプラを使って、こういうのが作れます。
からから積み木で作った作品
カプラで作った作品
結局、同じようなものを作ろうと思えばどちらでもできます。
からから積み木の購入前は「同じものが作れる」と思っていました。
しかし、からから積み木を使っていろんなものを作った結果、カプラで作れてもからから積み木で作れないものがあることがわかりました…。
からから積み木購入前は、どっちも同じような積み木だと思っていたので、どちらを買うかで悩みました。
で、結局最初はからから積み木を購入しました。
- 安価
- パーツの種類が多い(3種類)
- 「ちびカラ」「ころカラ」という派生パーツもある
特に「ちびカラ」「ころカラ」の存在は大きいです。
からから積み木にこの「ちびカラ」や「ころから積み木」を組み合わせられれば、遊び方に汎用性があるかなぁと思いました。
例えば、「からから積み木」と「ころから積み木」を組み合わせると、こういうビー玉転がしもできます。
あとは、こういうふうに絵を描いて使えるのも、安価なからから積み木ならではだなと思いました。
カプラとからから積み木で作れるものの違い
カプラとからから積み木。
上でご紹介した通り、サイズが違うので互換性がありません。
なので、カプラの作品をからから積み木で再現できるものとできないものがあります。
からから積み木でも作れるもの
カプラで作れるもののほとんどは、からから積み木でも作ることができます。
カプラは作品例が本になってたくさん出回ってます。
さらに、「こういうのを作ってみた」とYouTubeやInstagramでもたくさんでてきます。
この投稿をInstagramで見る
一方で、からから積み木は、作品例の本などはありません。
また、Instagramで検索しても、カプラは1.4万件の投稿があるのに対し、からから積み木はたった29件という差があります。
カプラの作品例をからから積み木で真似しようとすると、長方形の大きさが違うため、まったく同じように組み立てることはできません。
写真右のように、カプラは5本で1本分。
一方、からから積み木は写真左のように4本で1本分になります。
なので、カプラの作品例を基に作る場合、からから積み木で必要な本数に換算する作業が発生します。
つまり、からから積み木のサイズに合わせた応用力が必要となります。
からから積み木で作れない「カプラボール」
そして、ここからは、私が購入前にいくらググってもでてこなかった情報なんですが…。
互換性が無いだけでなく、からから積み木では作れないカタチもあったんです。
カプラを検索したとき、こういう形のものが作品例としてでてきたんですよ。
しかも、「カプラボール」という名前までついています。
やたら有名な丸なので、見たことある方もいらっしゃると思います。
このカプラボール。
カプラで作ると、壊れずに持ち上げることができます。
カプラボールの作り方はこちらから。
しかし、からから積み木ではこの形を真似できませんでした。
下写真はからから積み木で作ったカプラボール。
ぱっと見、それっぽい形にはなっています。
右側の本家カプラボールと比較しても、そこまで差がありません。
(左:からから積み木、 右:カプラ)
しかし、よくよく見ると、からから積み木Verは長さが足りていません。
横棒が縦棒に届かず、ロックできないんです。
そのため、持ち上げると壊れてしまいます。
そこで、どうしてもカプラボールを真似したくなった私は、カプラを購入することを決意。
結果、我が家にはからから積み木とカプラの両方が鎮座することになりました。
もったいな!
さっきの写真のも、作ったのオレよ?
つくったよ確か!
カプラ向きな人/からから積み木向きな人
カプラとからから積み木、それぞれ一長一短がありますよね。
そこで最後に、カプラが向いている人と、からから積み木が向いている人の特徴をまとめました。
カプラが向いているのはこんな人
まずはカプラから。
カプラはすでに作品例がたくさん出ています。
そのため、作品例を調べて模倣するのが好きな方はカプラ向きです。
また、簡単なテストでもカプラが向いているかわかります。
「数百枚もの大量の長方形サイズの積み木が目の前に用意されている」、と想像してみてください。
で、自分は何を作ればいいの?
そう迷ってしまう方。
そんな方は、からから積み木よりもカプラの方が、実例がたくさんあって遊びやすいです。
カプラが向いているのはこんな人
- 他の作品例を調べるのが好きな人
- 模倣するのが好きな人
- 大量の積み木は途方に暮れる人
からから積み木が向いているのはこんな人
続いてからから積み木。
からから積み木の方は、想像力豊かに遊びやすいです。
からから積み木はカプラに比べて安価なので、大量に用意できます。
そのため、部屋いっぱいに積み上げたり、線路を模して部屋中にレールをしいたり、大きな建造物にチャレンジしたり、巨大な迷路を作ったり、大量のドミノを並べたりなど、思いっきり数の暴力を利用して遊べます。
かなたといろいろ作って遊んでます
ちなみに、学校でもからから積み木を使った試みもあります。
この投稿をInstagramで見る
からから積み木が向いているのはこんな人
- 大量のパーツを重ねるのが好きな人
- ビー玉転がしなどにも派生したい人
- 山盛りの積み木を見てテンション上がる人
まとめ
最後に、からから積み木とカプラの違いをまとめます。
からから積み木 | カプラ | |
安さ | 〇 1ピース最安24円 |
× 1ピース最安49円 |
シリーズの多さ | 〇 3種類+コロから |
× 1種類のみ |
扱いやすさ | × 重さ8g |
〇 重さ13g、長い |
参考例の多さ | × | 〇 本、Youtubeなど |
このように、カプラとからから積み木は、似たおもちゃに見えるけど、向いている方がちょっと違うなぁ~と思いました。
ちなみに我が家では、カナタと夫が部屋中使った迷路づくりが大好きなので、大量に用意できるからから積み木の方が人気です。
ちなみに、我が家のからから積み木。
ふるさと納税を利用することで、お得に集めています。
からから積み木は数が多いほど、よりダイナミックな遊びができます。
なので、手軽に手に入るふるさと納税を利用しています。
そんなわけで、以前の私と同じように、「カプラの類似品として、からから積み木が欲しい」という方、からから積み木とカプラでは、遊び方が微妙に異なってくるので、要注意です!
では、検討を祈る!
おしまい。