本記事では、東京ディズニーランドの「プーさんのハニーハント」の英語表記のスペルミスについてまとめています。
TDLで大人気のアトラクション「プーさんのハニーハント」。
ディズニーだし、誤字脱字には人一倍気を使っているはず。
しかし、プーさんのハニーハントには英語のスペルミスが多数あるんです。
中でも目立つのが「Hunny」。
Hunnyの意味や、間違えている理由をまとめました。
プーさんのハニーハントの謎英語「Hunny」
ディズニーランドにあるプーさんのハニーハント。
「プーさんのハニーハント」を英語で書くなら「Pooh’s Honey Hunt」となるはず。
しかし、アトラクション入口にあるタイトル(↓写真左上)をよく見ると、「Pooh’s Hunny Hunt」となっているんです。
「Honey」であるところを「Hunny」とスペルミスしてしまう…。
しかも、場所が一番目立つアトラクションの入口。
ウォルトディズニーも真っ青になりそうな間違いです。
プーさんのハニーハントの英語表記が違う理由
あえて間違えたままにしている理由があるんよ。
「Hunny」という間違ったスペルを、修正せずに使っている理由は2つあります。
プーさんの世界観をち密に再現!
プーさんのハニーハントは、映画「くまのプーさん/完全保存版」のストーリーを再現したアトラクションです。
その「くまのプーさん」の原作は、原作者A.A.ミルンが息子クリストファーロビンミルンの空想の世界を物語化したもの。
作中に出てくるスペルなども、小さかったクリストファーロビンの間違いをそのまま表現しているんです。
ちなみに、ティガーの名前もクリストファーロビンのスペルミスからきています。
本来は「Tiger(タイガー)」ですが、クリストファーロビンが間違えて「Tigger」と書いたから「ティガー」になりました。
「Honey」を「Hunny」と書くのもクリストファーロビンの書き間違いの1つ。
つまり、アトラクションの「Hunny」のスペルミスも、原作を忠実に再現していることになります。
スペルミスの例(地図)
実際、アトラクション入口以外にも、いたるところにスペルミスがあります。
例えば、ハニーハントを並んでいる最中に見ることができる地図。
クリストファーロビンが描いた地図ですが、ところどころスペルミスがあります。
どこが間違っているか分かりますか?
- 左の「HUNDRED ACRE WOOD(100エーカーの森)」。
HUNDREDのEが逆(鏡文字)になっています。 - 中央の「HUNNY TREE」。
Honeyと書くべきが「HUNNY」になっています。 - 左上の「NICE FOR PIKNIKS」。
「PICNICS」が正しいスペルです。
その他にも何か所かあるので、並んで暇なときに探してみると面白いですよ。
ブーメラン…?
地図のもう1つの秘密
地図に関するトリビアその2。
上の地図にはもう1つ隠されたものがあります。
地図の左上の方位記号(東西南北)にご注目。
普通の地図であれば、N(北).E(東).W(西).S(南)と書かれているはずです。
ところが、地図に描かれているのは、P.O.O.Hの文字。
プー(Pooh)やん!
スペルミスの例(グッズなど)
クリストファーロビンのスペルミスは、アトラクションに留まりません。
「HUNNY」のスペルミスは、いろいろなプーさんグッズにも反映されています。
え、今まで気づかんかった!
ポップコーンバケットの略だっけ?
HUNNYに二重の意味がある
プーさん関連に「HUNNY」が使われている理由がもう1つあります。
それが、HUNNYに二重の意味があるという説です。
アルクの英辞郎(英語辞書)には、「HUNNY」の説明が以下のように書かれていました。
hunny
- 〈俗〉蜂蜜◆honeyの発音つづり。児童文学『クマのプーさん』(Winnie-the-Pooh)の作中で、蜂蜜のつぼに書かれている文字としても知られる(間違ったつづりを使うことで、あどけなさを表現したと考えられる)。
- 〈俗〉いとしい人
①〈俗〉蜂蜜は、上でご紹介した内容そのままの意味ですね。
HUNNYの2つ目の意味は「愛しい人」。
プーさんは蜂蜜が大好き。
愛しい人と言えるレベルで偏愛しています。
そこで、「ハチミツ」と「愛しい人」をかけて「HUNNY」を使ったのでは…という説が調べたらありました。
本家のHoneyには愛しい人って意味ないの?
同じくアルクの英辞郎(英語辞書)で「Honey」を調べてみました。
honey
- 蜂蜜、甘美なもの
- 恋人、愛する人、かわいい人
結果、Honeyの場合は「恋人、愛する人、かわいい人」と書かれています。
しかし、Hunnyの時の「いとしい人」の記載はありません。
「いとしい」って、目に入れても痛くないほど愛でてるイメージがあります。
なので、HoneyとHunnyでは、微妙にニュアンスが異なりそうです。
まとめ
プーさんのハニーハントの英語にまつわるトリビアをまとめました。
ハニーハントのアトラクションの名前に「Hunny」が使われている理由は2通り。
- クリストファーロビンのスペルミスを再現
- 「ハチミツ」と「愛しい人」をかけている
私はHunny以外の単語もスペルミスがあるから①の理由かなと思いますが、どちらも納得できる理由ですね。
プーさんのハニーハントに並ぶ際は、スペルミスを探してみてはいかがでしょうか。
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